冬瓜の皮目の青(緑をいかすコツ)
冬瓜は、皮の鮮やかな緑が命。でも、意外と火のとおりにくい冬瓜。長く茹でると、鮮やかな色がとんでしまうものです。そこで鮮やかなな緑色に仕上げる2つのポイントを紹介します。
1、冬瓜の皮は、包丁で剥かず、こそぎ剥く
2、冬瓜は茹でる前に塩をふる。中のすいぶが出ることにより早く茹であがります
3、冬瓜の皮面でなく、裏側に、深めにかのこ目の隠し包丁をする
冬瓜の歴史
冬瓜の原産地は、インドや東南アジアです。日本での歴史 は、平安時代から栽培され、日本最古の薬物辞典『本草和名』も、「カ モウリ」として記されています。昔から薬として中国から伝わってきたようです。
冬瓜の由来
冬瓜の旬は夏から秋。何故、夏瓜ではないかという疑問がわいてきます。昔は今と違い暦がずれていたというのもあります。それにしても、夏と冬では半年も違います。実は、冬瓜、冷暗保存をすれば冬まで長持ちする。冷蔵庫のない時代、長く保存できる野菜の代表格だったんでしょうね。冬まで保存が効く野菜。これが冬瓜の由来です。
冬瓜の花の百一つ
数ばかり多くても、実際にはその中のごくわずかしか役に立つものがないという意味です。
冬瓜は沢山の花を咲かせます。冬瓜のような大きな実ができる事を考えると、そんなに一つのツルに花が沢山咲くのは、なんか不思議な気もします。実際にはこの花からは、ほとんどは実を結ぶこともないのです。沢山の花の中でも、実を生らせる花はごくわずか「百の花にも実は1つ」というわけです。
冬瓜と薬膳
冬瓜を器にした薬膳スープ。冬瓜には、薬膳料理でつかわれる食材の一つです。体内にたまっている余計な熱をとり、かわいた喉をうるおす。夏バテには欠かせないものです。他にも、利水効果や解毒作用があるそうです。また、古代中国では種は美白、美容クリームの原料に、緑の皮の部分は利尿作用が高く、ダイエット食材として使われていたそうです。
冬瓜の秋メニュー 鱧松茸の冬瓜スープ煮
冬瓜にハモの中骨と、凝縮させた乾燥松茸で、とった出汁で煮た冬瓜のスープ煮です
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