北海道 「キンキ」
キンキ。正式には、「キチジ」が正しく、宮城での呼び方だとか。他にも、秋田では、「キンキン」、北海道では、岩手では、「めんめ」、茨城では「アカジ」と呼ばれます。特に「北海道キンキ」はブランドで有名です。私の店に来られる、北海道の常連のお客様に「キンキの葛叩き」のお椀を出したら、とても喜ばれました。春のアイナメ、夏のはもは、葛をまぶした煮物は美味しいものですが、キンキもまた美味しいものです。
祝い魚「キンキ」
体色が黄色ががった血色(ちいろ)であることから、魚名語尾の「ジ」を付けて「黄血魚(きちじ)」の意で呼ぶのであろう。
また、体色が朱赤色で目出度い吉兆であるという意味からの命名との説もある。漢字で「吉次」とも書く。
キンキの油と皮の優れた栄養
キンキは脂の乗った魚です。煮付けにしてもパサパサせずふっくら柔らかく、脂のほのかな甘み、うまさを感じます。この油には、コレステロールを低下させて、血圧を下げる働きのあるDHAや、血栓を作りにくくするEPAが多く含まれています。
赤い色素のアスタキサンチンには、ガンの抑制作用があると言われています。
秋田、伝統の披露宴料理『キンキン』
秋田県ではキンキンと呼ばれている『キンキ』。大仙市では、伝統的な結婚披露宴の料理にキンキンの尾頭付きを付けるます。キンキンの大きさで両家の家格がわかると言います。キンキは、大きくなるほど、値ははります。1kgを超えれば、1万円を超える、ノドグロと並ぶ高級魚です。ちなみこの風習は、時代とともに薄れるいます
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