鮎魚女(あいなめ)と油目(アブラメ)
アイナメを関西ではアブラメといい、春の高級魚として、珍重されています。夏の鱧(ハモ)のように、骨切りをして、葛叩きのお椀にしたりします。専門学校を出て、初めての板場。春の献立「アイナメの葛叩き」は思い出に残る一品です。
アイナメと鮎
諸説ある、アイナメの語源を紹介します。
1、「鮎滑ら(アユナメ)」。鮎のように滑らかであること、これをカタカナにすると⇨アユナメラカ⇨アユナメ⇨アイナメ
2、「鮎並(アユナミ)」。顔つき、形。そして、縄張り生活をしているところがにている
いずれにしても、鮎から名前がアイナメになった説が多い
志村けんもビックリ?殿様しか食べれない?高級魚
中国地方の山口県や広島県では、「籾種失い」とも呼ばれています。稲の元種となる、籾種(もみだね)を買うための大切なお金をはたいてでも、買ってしまうたくなるほど、美味しい魚というわけです。また、江戸時代には、殿様が食べる高価な魚でした。
アイナメとホッケ
ことの起こりはこうでした。ある日、板前の先輩がこんなことをいっていました。「アイナメとホッケって似てるよね?」。たしかに・・・。私も、そお思いました。調べてみると、 驚きの共通点がありました。学術的にはなりますが、アイナメは、アイナメ科アイナメ属、ホッケはアイナメ科ホッケ属。どちらの同じアイナメ科でした。いとこのような、姉妹のようなのもでした。
婚活中の、アイナメ黄色?
秋から冬の産卵期。オスの体色が黄色になります。これは、婚活しているオスが、産卵期のメスにアピールをしているからです。その色は、北に行くほど黄色くなると言われています。
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