金平を美味しくするコツ
「金平」は、和食のポピュラーな家庭料理、お惣菜です。金平と言ったら、金平牛蒡を一番最初に思い浮かべるとおもいます。私も、まかないで何度か作ったことがあります。私がその時、先輩に教わったのが、牛肉の細切れを入れて作る金平でした。金平を作るうえで、油で炒めることにより、味に深みを持たせて、食べごたえのある料理に仕上げてくれます。牛肉といっしょに炒めることで、牛肉からでるエキスと、牛脂のもつ甘味がよりコクのある金平に、仕上げてくれます。
金平?の名前の由来とは
金平の語源は人の名前です。昔話「金太郎」(後の坂田金時)の息子、坂田金平(きんぴら)に由来しています。金時は実在したという記録がありますが、金平は、江戸時代の「浄瑠璃」の中ででてくる架空の人物です。怪力によって化け物を次々と退治するという内容は、フィクション物語が、大人気となりました。このことから、「金平」=強い・丈夫・太いというイメージをもち、また、ゴボウも精が付くと言われていたことから、「金平ごぼう」と呼ばれるようになりました。ちなみ、現在では、油で炒め煮したものが「金平」と呼ばれています。
金太郎の昔話、覚えてますか?
坂田金時(さかたきんとき)はご存知ですか?昔話にでてくる、「金太郎」のことです。金太郎は、とても強く、やさしいひとでした。ある日、金太郎は、クマの背中に乗って野山を進むと、谷のところで山の動物たちが困っている様子でした。それを見た金太郎は、大きな木を見つけ、その木に体当たり。へし折った、木を谷にかけて、動物たちのための橋をつくったのです。この様子を見ていた、「木こり」は金太郎の家を訪ね、金太郎の母親に、「ぜひとも都に行かせて修行させるべき」と説得します。金太郎は、学問と剣術の修業のために都に向かいました。立派なお侍さんの家来となった、悪者をたくさんやっつけたのです。そのとき金太郎が使えた武将こそ、鎌倉幕府を開いた、源頼朝の先祖である、源頼光です。源頼光に気に入られ金太郎は、「坂田金時」とう名前をあたえられたのです。この昔話では、強く、優しい少年の将来の出世物語を描いています。端午の節句節句に「金太郎」の人形を飾るのは、強くたくましい、そして、心の優しい立派な人になってほしいという願いが込められています。
金平の種類
金平といっても様々です。代表的なのは「牛蒡の金平」です。金平は、油で炒め、味濃く作ることから、日持ちがし、保存が効くため「おせちに料理」に入れたりもします。他にも、レンコンの金平。春には、ウドやふきの金平なんてのもあります。
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