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雲丹とアリストテレス|あなたは、雲丹を苺に見えますか?

練りうに

母の田舎である島根県の大田市、海と山のある町です。夏休みに遊びに行き帰りには、私達の衣服と一緒に海産物が送られてきます。和江の蒲鉾、炙りわかめ、そして、塩漬けのねり雲丹。市場に出回っているものとは違い、アルコールの添加や甘味料がはいっていないため、自然のおいしさ。ご飯にとてもよく洗う贅沢な逸品です。

アリストテレスの提灯

うにの口は、食物をちぎって噛み砕きます。
この、うにの口を「アリストテレスのランタン」、「アリストテレスの提灯」と言っています。
紀元前4世紀に、「万学の祖」哲学者アリストテレスは、「動物誌」の中でランタン(提灯)に似たもの紹介されています。動物の研究をしていた、アリストテレスも食通だったのでしょうか?

日本三大珍味

日本三大珍味とはウニ・からすみ・このこです。これは農林水産省が認めたものです。生ウニではなく塩ウニのことです。塩ウニは、ウニの精巣や卵巣に塩を加えたもので「汐ウニ」または「ウニ塩辛」で、瓶に詰めらたものをよく見かけられます。ちなみにですが、「このこ」は、なまこの卵巣、「からすみ」はボラの卵巣、そして雲丹も、白っぽいは、精巣ですが、オレンジ色が濃いのが卵巣です。日本三大珍味は、卵巣の塩漬け食品の文化でもあります。

いちご煮

いちご煮は青森県八戸や、その周辺の三陸海岸の伝統的な郷土料理で、雲丹とアワビのお吸い物です。八戸市の料亭旅館の「石田屋」主人の石田多吉氏が、赤みが強いウニの卵巣が、くすんだオレンジおびた、野イチゴのように見えることからこの名がついたといわれています。

「貝かぜ」・「かぜ焼き」・「焼きかぜ」

焼きかぜは、鮑、蛤、帆立貝などの上に雲丹をたくさんのせ焼いた三陸の強度料理です。


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